危険予測で事故を防ぐ

運転中の危険予知の重要性

自動車の運転は認知・判断・操作のサイクルで成り立っています。
この中で「認知(見る)」の欠如による事故が全体の7割というデータがあります。では、周りをよく見れば事故をしないのか?人間の目には限界があります。また、死角からの突発的な危険に対処することは困難です。

そこで、「認知(見る)」と並んで「予測」すること、(……かもしれない)で事故を未然に防ごうとするのが、危険予知の考え方です。
さまざまな交通の場面を見て、この場面では……これが危険と予測し、連想することによって、危険に対する準備ができます。
さらに、予測することによって、反応時間を短縮することができます。
以下の表からその差は最大0.75秒。
距離でいうと時速40キロの場合、約8mの違いになります。
計算式 40,000m÷3,600秒×0.75秒≒8.3m
以下の表からその差は最大0.75秒。
距離でいうと時速40キロの場合、約8mの違いになります。
計算式 40,000m÷3,600秒×0.75秒≒8.3m

予測反応時間 ブレーキが必要だと警戒し、注意している状態
普通反応時間 前車がブレーキをかけて反応するような状態
驚愕反応時間 突然歩行者などが現われ、びっくりして反応するような状態

危険予知トレーニング
危険予知トレーニングとは
「危険予知トレーニング」とは、交通安全教育において事故防止効果のある手法とされており、道路交通に潜む危険を事前に予測し、適切に対応することにより交通事故を未然に防止しようとするものです。
“安全”に危険な場面を覚えることで、予測する能力のトレーニングになります。さまざまな場面を疑似体験して危険予測のポイントを身につけましょう。
トレーニングの流れ
①映像を見ながら次に何が起こるか考える
②潜んでいた危険を見る
③ヒント・ポイントの解説
④別の視点からも見る
「危険予知トレーニング」とは、交通安全教育において事故防止効果のある手法とされており、道路交通に潜む危険を事前に予測し、適切に対応することにより交通事故を未然に防止しようとするものです。
“安全”に危険な場面を覚えることで、予測する能力のトレーニングになります。さまざまな場面を疑似体験して危険予測のポイントを身につけましょう。
トレーニングの流れ
①映像を見ながら次に何が起こるか考える
②潜んでいた危険を見る
③ヒント・ポイントの解説
④別の視点からも見る
出典:JAF 危険予知の重要性(危険予知・事故回避トレーニング)